萌えゲーアワード2014 大賞に輝いた蒼の彼方のフォーリズム(あおかな)の続編がでるそうなので、今更ですが遊んでみました。(2022/4/20クリア)
全体のプレイ時間ですが、セリフは全部聞かずにサクサク読み進めて35時間ほどでクリア。(共通ルートは12時間くらいです)
ネタバレなしの感想あおかなを一行で説明するなら「しゅわしゅわのラムネのような清涼感のあるスポーツ青春恋愛ゲーム」、フライングサーカスという空のスポーツが世界的に流行っているという設定で、FC部を通じて色々進展していく王道のストーリー。読み進めていくうちに、FCという架空のスポーツが本当存在するのではないかと錯覚するくらいルールがしっかり練られており戦略的です。CG(一枚絵)の枚数が他のギャルゲの2~3倍あるため満足感のある作品でした。
まあ、絵がとにかくキレイすぎ!「2022年のゲームです」と言われても納得できるレベル。オープニング映像を見てみてください。
↑ゲーム中はずっとこのクオリティだと思ってくれてOKです。エロゲなのに、いやらしさを感じさせないのがこの作品の凄いところ。
章ごとに次回予告が挟まれるので「切もいいし今日はここまでにしとくか!」と遊びやすい作品だとおもいます。
それでは、もっと具体的にあおかなの感想やおすすめ攻略順について書いていこうと思います。※以下、キャラの特徴や共通ルートの展開や各ルートについて、遊ぶのに支障がない程度のネタバレがあります。
※SwitchとPS4にはHシーンはありません。
蒼の彼方のフォーリズムとは
蒼の彼方のフォーリズム(略称あおかな)は美少女ゲームブランドsprite(スプライト)の第2作目として2014年11月に発売されました。
優れたアダルトゲームタイトルを決める萌えゲーアワード2014では、ユーザー支持賞・大賞・11月月間賞を受賞。
架空のスポーツ物ですが【王道のストーリー/綺麗なイラスト/美しいサウンド】が揃っているのでたくさんユーザーから支持されたのだと思います。
UIも見やすくてかわいい
細かいですが、テキストボックスがノートのようなに下線が引いてあって、読みやすいんですよね。
各ヒロインの個別ルートはありますが、トゥルーエンドとバッドエンドのように分かれてはおらず、ほぼ一本道のノベルゲームです。4つの個別ルートがあるのですが、すべてクリアすると真のエンディング?を見ることができるので全員攻略することをおすすめします。
あおかなのあらすじ
空を飛ぶことが、自転車に乗るぐらい簡単にできる世界。
そこで流行しているスポーツ『フライングサーカス』。
かつて、そのスポーツで将来を期待されていた主人公は、圧倒的な敗北による挫折と、ある理由からそこを離れていた。だが、転校生である倉科明日香と出会い、空の飛び方を教えるうちに昔の熱が戻ってくる。
立場が変わっての『フライングサーカス』への出場。
明日香の手を握った主人公は、今度はどこまで高く飛べるのか。『空を飛ぶ』ことを巡って出会ったふたりと、その仲間たちが贈る青春恋愛物語。(引用元:DMM)
舞台は長崎県五島列島がモデル
4つの島からなる街『四島市』が舞台です。人口は5万人。
主人公は↑久奈浜学園に通っています。島には他にも学校があります。
主な登場人物
![]() 倉科 明日香 | ![]() 鳶沢 みさき | ![]() 有坂 真白 | ![]() 市ノ瀬 莉佳 | ![]() 日向 晶也 | ![]() 青柳 紫苑 | ![]() 青柳 窓果 | ![]() 各務 葵 |
久奈浜の2年 転校生、元気、素直 誰に対しても丁寧語 | 久奈浜の2年 クラスメイト、天才肌、大食漢 マイペースでサバサバしてる | 久奈浜の1年 後輩、ゲーマー、ちっこい みさきのことが大好き | 高藤学園の1年 優等生、強がり、お隣さん 主人公の家の隣に引っ越してきた 部屋の窓から会話できる距離 | 久奈浜の2年 主人公、フライングサーカスの元選手 今は競技から離れてしまっている… | 久奈浜の3年 先輩、唯一のFC部員 筋肉大好き、ただの良いヤツ | 久奈浜の2年 クラスメイト FC部のマネージャー | 久奈浜の教員 クールな性格 主人公とは昔からの知り合い? |
主要キャラはまだいますが、出しすぎると混乱すると思うので、とりあえずこの6人だけ覚えておいてください。
明日香、みさき、真白、利佳が今作のヒロインで攻略対象です。窓果がめちゃくちゃ可愛いのに攻略できないのはバグですか?続編でいいので出してほしい…
そして、ヒロインの中だと利佳だけが他校なので共通ルートでの登場回数が少なめです。また攻略対象に先輩ヒロインがいないのが意外でした。お姉さま派の私としては-1点
久奈浜の教員である葵先生ですが、声優さんがなんと緒方恵美さんなんですよ!(エヴァンゲリオンのシンジ役)、めちゃくちゃイケボです。sprite第一作の恋と選挙とチョコレートでもCVを担当していましたね。
フライングサーカス(FC)について
フライングサーカスという架空のスポーツがあるのですが、アンチグラビトンシューズ(通称グラシュ)というのを履いて行います。
羽やエンジンも使わず身体能力だけで飛ぶことができる靴です。(↑これはスポーツ用のやつ)
この技術はまだ出来たてほやほや、民間レベルでの使用には制限が多く、1部の地方都市(四島市)のみで使用が解禁されている状況。
転校生の明日香はグラシュやFCについて全く知らないので、私たちは明日香と一緒に学んでいくことになります。
- 1対1で、一面300メートル四方の海上で争う(角にブイという物が浮いてる)
- 制限時間は10分で、より多くの得点を集めた方が勝利
- 得点の方法は2つ。相手の背中に触れるか、4つのブイを順番にタッチしていく。
詳しいルール説明は2章でしてくれます。フライングサーカスでは色んな技・戦略が出てくるので、スポーツ観戦をしているような感覚で楽しめました。躍動感のあるイラストで試合を観戦できます。
そして、久奈浜にはFC部が存在しないので、どういう経緯でFC部が創設されるのかが序盤の見どころですね。
中盤以降は魅力的なライバル校の選手たち、夏の大会、秋の大会の目標や結果、主人公の過去が見どころです。
個別ルートの印象について
共通ルートを終えると【明日香→真白→利佳→みさき】の順で、個別ルートに入るかどうかの選択が出てきます。もちろん好きな順番で攻略可能ですが、一番盛り上がるであろうメインヒロイン明日香が最初で驚きました。
明日香ルートの感想
転校生なのでグラシュを履いた経験や、フライングサーカスの知識も全然ない状態にもかかわらず、とてつもない成長を見せてくれて鳥肌モノでした。ドラゴンボールのような展開なので少年心を一番くすぐられるルートです。恋愛パートも可愛いしか感想が出てきません。筆者は声フェチなのですが、甘いハスキーボイスで癒されまくりでした。
真白ルートの感想
真白以外の3人はフライングサーカスの中に恋愛要素がある感じなのですが、真白は恋愛の中にフライングサーカスがある感じで恋愛特化でしたね。ゲームの序盤の頃は敵意むき出しだったのに、ここまで変わるのかと…。昌也に自分の気持ちを気づいて貰いたくて色んな手を使うのですが、昌也が鈍感すぎる!真白頑張れ!頑張れ!と応援したくなるストーリーでした。
莉佳ルートの感想
掃除も料理もできて一番女子力が高い生真面目な後輩。大会に向けて練習しているときに反則ばかりしてFCを楽しむ選手が登場し、仲間がたちが次々と犠牲に…。絶対に負けたくない!間違いを認めさせたくない!という気持ちが芽生え昌也と大会に向けて対策していきます。恋愛パートでは強がり優等生の意外な一面、恥ずかしい姿が見れたり男の下心をくすぐられました(笑)危険すぎる反則技を使用してくる相手との試合もハラハラドキドキで面白かったです。
みさきルートの感想
天才の挫折という一番人間臭いシナリオで面白かったです。明日香があおかなのメインヒロインであることには変わりないですが、制作陣はみさきがお気に入りなんだろうなというのが伝わってきました。主人公の過去も深く掘り下げますし、黒髪ロングの美少女とのイチャラブたまらん!!
まとめ・オススメ攻略順
以上、あおかなの感想でした。
おすすめ攻略順真白→明日香→莉佳(自由枠)→みさき(固定)
明日香の後に真白を遊ぶと心が痛くなるのでこの順番がおすすめです。
個別ルートが終わるとグランドエンディングが解放されるのですが、ジーンと来るので最後まで遊んでみて下さい♪
あおかなにはまだまだ魅力的なキャラがたくさんいます。↓
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2022年5月にみさき視点の続編では、上記のキャラの何人かが活躍します。
※SwitchとPS4にはHシーンはありません。
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