2月17日(土)に行われた第11回朝日杯オープン戦準決勝/決勝戦
注目の藤井五段がこの棋戦で優勝すれば一般棋戦最年少で優勝と最年少六段昇段の大記録がかかった大一番で準決勝の相手は2017年の12月に前人未到の永世七冠を達成した羽生善治竜王です。
先手後手を決めるため対局会場とは別に用意された部屋へ両対局者が入り、羽生竜王と藤井五段共に引き締まった表情で振り駒を見守りました。振り駒の結果がと金4枚で藤井五段の先手に決まりその部屋を後にします。羽生さんは朝日杯過去10回中5回優勝していて、今回6回目の優勝を狙います。
藤井五段が優勝するかもしれない棋戦でしたので、チケットは即日完売で対局会場もとても豪華でした。
藤井五段から羽生さんの順に入場して、羽生竜王が駒箱を開けて駒を並べ始めます。
10:30に対局がはじまり藤井五段は初手コーヒー(?)を飲んで気を落ち着かせてから▲26歩 △84歩 ▲76歩 と進みます、AbemaTVでの解説では角換わりになる流れで解説されていましたが、羽生さんの変化球で角換わりにはせず戦型は雁木という流行りの作戦にしてきました。羽生竜王の本気が見れそうです。
上が雁木
序盤中盤までは互角で羽生竜王の持ち時間が13分に対して藤井五段が残り0分となり1分将棋になってしまいました。考えれる時間がある分羽生竜王が有利なのではないかと思ってましたが、1分将棋でも1手のミスもなく完璧に指し回し12:25分ごろ119手にて藤井五段が勝利しました!
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決勝へ駒を進めた藤井五段、決勝の相手である広瀬八段と共に先手後手を決めるため別室に移動し振り駒の結果を見守ります。
と金3枚でまたもや藤井五段が先手、最近の将棋界では先手の勝率が非常に高く、藤井五段も先手の勝率が高いので藤井五段に分がありそうかなと思いました。
14:30に対局が始まり初手は安定の▲26歩、続いて後手の広瀬八段は一呼吸置いて△84歩3手目76歩で準決勝の羽生戦と同じ出だしになりました。戦型は角換わり腰掛銀になり藤井五段が得意とする戦型になりました。
角換わり腰掛銀
途中対局者の残り時間を表示しているタブレットの広瀬八段だけ時間が減っていくトラブルが生じましたが、チェスクロックに戻して対局は続行。
中盤藤井五段の代名詞でもある角切りからの大胆な攻めが炸裂!一気に広瀬八段の玉を追いつめます。広瀬八段も粘りながら一発逆転を狙える罠を仕掛けてきますが、逆転を絶対に許さない手厚い受けで広瀬八段の心を折りにいき117手で勝利し優勝することができました。
一般棋戦最年少優勝の記録を打ち立てるとともに六段へ昇段本当におめでとうございます!!
さらにスケートの羽生結弦選手も金メダルを取ったりとすごい1日でした。
藤井くんが五段だったのはわずか16日間だけだったので五段のサイン色紙はものすごいレア物ですね…あと賞金の750万円は何に使うんでしょうか、非常に気になります(笑)
閲覧ありがとうございました。
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