・将棋初心者~アマチュア四段
・棋力が伸びなくて悩んでいる人
こんにちは!
私はアマチュア二段の棋力なのですが、最近「ずっと将棋さしてるのに棋力が伸びない」ことで悩んでました…
ずっとコンピュータと対局ばかりしていたので、そろそろ練習法を変えないとな~と思い、本で勉強することにしたんです。
そこで私が購入したのがこの『羽生の法則1 歩・金銀の手筋』です!
『手筋』は誰かに教わらないと身に付かないものだと思ったので、尊敬している羽生さんの本を選びました。
今回はこの棋書のレビューをしていこうと思うのですが、初めにこの本のことで驚いたことをひとつ話します。
めちゃくちゃ分厚い!
一番左の本が今回紹介する棋書ですが、こんなに分厚いとは思いませんでした。
なぜこんなに分厚いのかを調べてみると、もともと羽生の法則は歩の手筋と金銀の手筋で分かれていたそうです。そしてこの本はその二冊の内容を一冊にまとめたモノなので、こんなに分厚いのだそう。
よし、前置きはここまでにしてレビューに移ります。
羽生の法則の内容は?
歩・金銀の手筋を丁寧に解説。中には失敗例も添えて解説されている手筋もあるので、「なぜここに歩を打つのか、なぜこの手順がいいのか」が理解しやすい。
本の構成・歩の手筋100種類
・銀の手筋50種類
・金の手筋50種類
・+実践編
実践編は羽生さんが実際に指した棋譜から手筋を使って難しい局面を打開した方法が書かれている。答えを見ずに考えると勉強になります。
アマチュア二段の私でも知らなかった手筋が沢山あったので、まだまだ強くなれるんだということを認識できたのは非常によかった。
振り飛車党でも勉強になる?
羽生さんは居飛車を使うイメージが強いですよね。なので「振り飛車でも使える手筋は載っているのか?」という疑問も出てくるはずです。
私が読んでみて感じたのは、居飛車で説明されてる図がやはり多かった。
出てくる比率としては
居飛車 70%
振り飛車 30%
ぐらい
これを聞いて振り飛車党の人は「なんだ居飛車が多いのかぁ」と思うかもしれないが、これは手筋本であり、定跡本ではありません。
(例)金銀がこのように並んでる形では、ここに歩を打つと良いなぜなら….(解説)
といったように、居飛車・振り飛車問わず必ずどこかで出てくる将棋の型を手筋を通じて教えくれます。なので、あなたが振り飛車党でも勉強になる部分は非常に多いです。
初心者の勉強法は?
どの棋書でも同じことですが、指し手は全て符号で書かれています。( ▲2六歩 △3四歩 ….)
これを頭の中で考えるのは非常に難しいため、初心者の方は将棋盤があると良いかもしれません。書かれている符号を将棋盤の上で並べることで頭に入りやすくなるでしょう。
そして、羽生の法則では200種類もの手筋が学べますが、これをいっぺんに学ぼうとするのは無謀です。
人間の記憶力なんて大したことないので…
勉強でも言えることですが、繰り返し本を読むことで記憶に残りやすくなります。
・今日10ページ学ぶ
↓次の日
・昨日の10ページを復習&新しく10ページ学ぶ
このサイクルで勉強しましょう。20日で一周目が終わると思うので、二週目に入りましょう。これで将棋が向上しているはずです。
はい、以上で「羽生の法則1 歩・金銀の手筋」の紹介を終わりにします。
羽生の法則は他にも飛車・角の手筋バージョンもあるので、今度はそちらも買ってレビューしていこうと思います!
コメント