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【悲報】対局中もっとも使われない駒があるの知ってますか?それは…

将棋
将棋
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将棋には歩、香、桂、銀、金、角、飛、玉の8つの駒が存在する。さらに細かく分けるとしたら歩が9枚、角・飛・玉が1枚ずつで金銀桂香が2枚ずつあります。

ここで2枚ずつ存在する金銀桂香をそれぞれ右金、左金、右銀、左銀、右け….

めんどくさいので画像を使いますが、それぞれの駒に番号を持たせてみました。

さてここで問題です!

Qこの番号の中で、もっとも対局中に使用されない(触られない)駒とはどれでしょう。

対局中気にしたことがないと思いますが、私が今まで指してきた将棋やプロの将棋の統計から勝手に決めさせて貰いました。

正解は20番の右香です(泣)

悲しいですがこの右香ちゃんに決定です。なぜなのかについて話していきます。

理由その1

将棋の展開が早くなったことが原因でしょう。昔は矢倉に対して雀刺しという戦法が有力とされ、右香をしっかり活用していました。

しかし、コンピュータ将棋の爆速的な成長の影響により、コンピュータ将棋の真似をしだす人が増えてきました。

コンピュータ将棋の真似をすることの何が問題なのかというと、コンピュータはスピーディーな将棋(早期決戦)を求める傾向があり、隙あらば早い段階でゴリゴリ攻めてきます。

よって早く攻めたいコンピュータにしたら香車自体を動かしてるヒマがないのです。

なので、最近雀刺しを見ることは少なくなりました…ていうか見ないです。

理由その2

振り飛車で穴熊指すことがあれば、必然と右香を動かすことにはなりますが、振り飛車の穴熊自体が指されることが珍しいと個人的に思っています。

 

将棋では居飛車vs振り飛車の対向型がよく指されますが、この場合の振り飛車側の囲いは美濃囲いが多いです。

居飛車側は穴熊に囲ってきますが、振り飛車側は美濃に素早く囲い相手より先に攻めの体制を作るのがセオリーとなっています。

セオリーに縛られすぎるのも良くないですが

 

理由その3

そもそも右香はただのハッタリなのです。香車って常に相手の香車と向かいあっていますよね。これってコチラ側が攻め駒を増やさない限り、歩を突いた方が不利になります。

なので、こちら側からは仕掛けず相手から仕掛けてほしいのです。ですが相手も同じことを考えてるので仕掛けて来ず、端は常に硬直状態となるわけです。

よって右香は使われない

 

理由その4

残念なことに手筋があまり無いです。

振り飛車の左香の手筋でよく見る上に1つ上がる手筋がありますが、この手の意味は居飛車側の角の睨みから逸れてる手です。

しかし右香は元々角の脅威から免れているので上がる必要がないです…

 

右香のいい所

色々と可愛そうな右香ですが、何かコイツのいい所はないか一生懸命考えた結果、2つありました!

「飛車との相性がいい」です。

角がこのように飛車取りに当ててくる場面ってよくありますが、その時に▲19飛車と飛車と香車で助け合えます。

また、vs矢倉戦で使える攻め方で、何かの拍子で端を突破した際、▲11飛車成としたら飛車に香車の紐がついているので相手玉を一手で詰ませることが可能です。

良いところがあってよかった…ってあれ?結局香車うごかしてなくね?

 

まとめ

いかがだったでしょうか今回の記事は、なかなか右香を使う機会って少ないと思いますが、可哀想だなって少しでも思ったら使ってあげてください泣

そうそう、山形県天童市で毎年4月に行われる「天童桜まつり」で人間将棋っていうイベントがあるんですが、人が駒になってプロ棋士が指示をして動かすってあれです。

そのイベントのルール?(暗黙の了解)で全ての駒を一回は動かすっていう決まりがあるみたいですよ!

一回も動かなかったら可哀想ですもんね。

最後まで閲覧ありがとうございました。

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