こんにちは!
今回は「なぜタイトル戦は旅館やホテルで行うのか」についてです。
将棋会館があるんだから、そこでやればいいじゃない。
という疑問に対して、将棋が大好きな私なりの解答をしていきたいと思います!
大盤解説会があるから
タイトル戦は将棋ファンにとってもイベントのようなもので、多くの将棋ファンが現地で対局を見たいと思っています。
その為、将棋連盟だったり主催者がファンのために大盤解説会というものを開いてくれます。
大盤解説会とは、対局がどう進行しているのか、本物のプロがファンの前で詳しく解説してくれます。無料だったり有料だったり様々です。
そして、対局が終わると、両対局者が大盤解説会に出向いてくれて「この局面の時はこんなことを考えていました。」と話してくれるんです。
現在、将棋人口は700万人以上いるといわれており、これを将棋会館でやるのはあまりにも狭すぎます。
なので多目的ホールがある旅館・ホテルで行うのです。
旅館・観光地の宣伝になるから
これが一番の理由じゃないでしょうか。
アベマTVなどで将棋番組を見てる方なら分かると思いますが、プロ棋士が注文した昼食や夕食、おやつが紹介されますよね?
これは現地の名物料理を紹介することで宣伝効果があります。どれもおいしそうで食べたくなる物ばかりです…
あと、ファンなら一度は棋士が戦った部屋に泊まってみたいですよね?
例えば「ほほえみの宿 滝の湯」というホテルには、竜王戦で使われる【竜王の間】と呼ばれる部屋があり、実際に泊まることが可能です。
将棋ファンなら一度は泊まってみたい!という気持ちになるので、宣伝効果絶大です。
豆知識
竜王戦は七番勝負なので、先に四勝したほうが勝ちます。
もしストレート勝ちして、第四局で終わってしまった場合、残りの3局分の旅館・ホテルでの対局はなくなるので、宣伝できないじゃんってことになります。
しかしこの場合、対局がされなかった旅館は優先的に次回のタイトル戦で選ばれるので、しっかり配慮されるみたいです。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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