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【レビュー】SOUNDPEATSのOpera 05とOpera 03はどっちがおすすめ?違いについて

レビュー
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こんな人におすすめの記事
  • 6,000円台のイヤホンとOperaの音質の違いが知りたい
  • ノイキャンや外音取込モードの性能が気になる
  • Opera05かOpera03で迷っている

13年続くイヤホン専門ブランド SOUNDPEATSから新製品『Operaシリーズ』が登場しました。クラウドファンディングでは4,500万円以上の資金を調達し、注目を集めました。

↑プロジェクトは既に終了していますが、Amazonなどで購入可能になりました。

今回、先行体験として、SOUNDPEATS様からOpera 05Opera 03を提供していただきました。1万円以上するイヤホンを使うのは初めてですが、この2つを使用してみた感想と、どんな人に向いてるイヤホンなのか、レビューしていきたいと思います。

Opera 03とOpera05の性能については、私が普段愛用している6,000円のワイヤレスイヤホンと比較していきます。(6,000円のイヤホンを以下、旧イヤホンとします)

Opera(オペラ)シリーズについて

Operaの主な特徴

  1. 中~高音帯が得意なBAドライバー+低音帯と迫力あるサウンドを届けるのが得意なDDのハイブリッド構成
  2. 日本オーディオ協会によるハイレゾ認証を取得済み。原音に近いリアルな臨場感と立体感を感じられる
  3. 従来の約3倍のデータをイヤホンに届けられる「LDAC」に対応し、極上サウンドがいつでも味わえる
  4. 5つの素材と11の塗装を施し、PVDコーティングと真空メッキを採用して、光沢感のある鏡面仕上げと艶消しのマット仕上げを組み合わせ、ジュエリーのような魅力を引き出した
  5. 最大-30dBのアクティブノイズキャンセリング機能と外音取り込みモードを搭載。周囲の騒音をかき消し、安全に周囲の音を確認できる

ドライバーや機能については下記で説明します。まずは「ジュエリーのようだ」と表現されているOperaシリーズのデザインから見ていきましょう。

 開封

タッチパッド部分は鏡ですか?と思うほど、反射が凄いです↓

Opera 03(左)、Opera 05(右)

イヤホンを取り出したときには、ドデカイ 宝石が付いた指輪を持ってるような感覚で、ジュエリーと表現しているのにも納得でした。重さは片方 7.3gしかないので重たいとは感じませんでした。

 女性も男性も似合うデザイン

Operaシリーズはただ聞くだけのイヤホンではなく、アクセサリーとしても使えるんですね。

【比較】Opera05とOpera03の仕様表

画像出典:Makuake

続いてOperaシリーズの仕様について確認です。Opera 05は音質Opera 03はハイコスパを重視して設計されているので、そこに注目しながら見るといいでしょう。

Opera05Opera03
価格(税込)¥13,999¥10,999
接続タイプ無線
形式カナル
本体操作イヤホンタッチ/アプリ操作
ドライバー方式BAドライバー2基BAドライバー1基
12mmダイナミックドライバー1基
カラーブラックガンメタルグレー
再生周波数帯域20Hz~40KHz
対応コーデックLDAC,AAC,SBC
BluetoothバージョンBluetooth5.3
最大持続時間(本体)9時間
最大持続時間(ケース込み)33時間
重量(イヤホン片側)7.3g
重量(充電ケース込み)58.8g
充電時間1.5時間
充電コネクタUSB Type-C
ENC通話ノイズキャンセリング機能
ANCノイズキャンセリング機能
外音取り込みモード
防水性能IPX4

価格以外で違うのは『色』と『BAドライバーの数』の2つです。イヤホンの音を鳴らす部分にあたるドライバーの特徴やコーデックの特徴について簡単に解説すると↓

用語解説
BAドライバー
(バランスド・アーマチュアドライバー)
中~高音再生を得意とする高価なドライバー。補聴器で使われたりする
12mmダイナミックドライバー重低音再生を得意とする大口径ドライバー(私の旧イヤホンは6.1mmでした)
SBCBluetoothデバイスで最も一般的に使用されるコーデック
AACSBCよりも低遅延で音質が良いコーデック
LDAC高品質(ハイレゾ相当)な音声転送を提供するBluetoothオーディオコーデック
IPX4あらゆる方向からの水の飛沫による有害な影響がない。

2種類のドライバーを搭載していることにより、低音、中音、高音帯を全てカバーし、CD音源よりも繊細な音を再現できるLDACに対応しているということで、Operaシリーズは音楽を聴くのに特化したイヤホンと言えそうです。

Operaシリーズを実際に使用してみた感想

それでは、実際に私が使ってみた感想を書いていきます。色んな用途で使ってみた評価を次の表にまとめました↓

評価:◎(神)、〇(良い)、△(まあまあ)、×(ダメダメ)

項目評価理由
装着感ノズル部分が短いので、旧イヤホンよりも異物を挿入されている不快感が軽減。サイズのわりに重さを感じず、激しく動いても外れる心配がない。
操作性モードチェンジが連続タップではなく、1.5s長押しなので安定した操作でストレスがない。
スマホで音楽鑑賞6000円のイヤホンでも満足していたのに、さらに上をいく音質。とくにエレキギターの煌びやかさが増す。重低音の響き渡り方も向上。
ウォーキングしながら音楽鑑賞外音取り込みモードを使用して、音量を15%くらいにすれば、余裕で外を歩ける。風を正面で受けたときに、ボボッとたまに聞こえるのでこの評価
スマホで動画視聴有線接続のように完全に映像と音が一致しているわけではないが、違和感なく楽しめる。音に関しては◎
スマホでゲーム音ゲーやFPSには向かない。指のタップと効果音のタイミングが合わないので、違和感があり反射神経ゲーになってしまう。
ノイズキャンセリング外で使用すると7畳の静かな部屋の中心に常にいるような感覚になるレベルの静かさ。外で音楽を聴いたり勉強するときに大活躍間違いなし。
イヤホンマイクしっかりと声を拾ってくれるが、少し音がこもる
PCで音楽鑑賞接続するデバイスによる音の劣化などは感じない。
PCで動画視聴音質に関しては文句のつけようがないが、音ズレが気になった。(Windows)
PCでゲームノベルゲームなら非常におすすめだが、音ゲーやアクション・FPSゲームではおすすめできない。(Windows)

こんな感じの評価です。◎の項目の用途で購入を考えている方には強くおすすめです。05と03は3,000円しか変わらないので筆者的には圧倒的にOpera05がおすすめです。

音質について、Opera05はギターの音色がより煌びやかに

個人的に一番伝えたい部分です。

BAドライバーのおかげと言ってもいいでしょう。旧イヤホンでは聞き取れなかった高音帯が非常にクリアになり、意識して全ての楽器を聞き分けられるようになった印象です。

Opera 05に関して言えば、エレキギターの音色、ドラムのハイハット音が煌びやかになり、音がハッキリと聞き取れるようになりました。聞き慣れた曲でも、今まで気付かなかった高音に気づいて驚いています。旧イヤホンでも確認してみたところ、確かにその音は鳴っているのですが、Operaを使わなければ意識もできなかった音でした。

また、アコギのジャキジャキ鳴らす音が煌びやかになるのもそうですが、ストロークの風圧?振動が耳に伝わってきて、よりリアルな演奏に感じられました。

最初はOpera 05と03を聞き比べた際に、いまいち違いが分からなかったのですが、何回も交互に聞き比べていくと、Opera 05の方が、明らかに高音帯がキラキラしてるんですよ。

低音の残響が長くなり、音楽・映画鑑賞で化ける

よく映画のPVでドゥン…ドゥン…という効果音や心音が流れると思うのですが、その効果音の残響が長くなり、ビリビリっと身体に振動が伝わってきました。

旧イヤホンが6.1mm径のダイナミックドライバーだったのに対し、Operaシリーズは約二倍の12mmの大口径ドライバーです。体感では2倍に感じませんでしたが、1.4倍くらい低音の鳴り響きが良くなった印象です。アコースティックギターのスラム奏法を聴くのが好きな方にはとてもいいドライバーだと思います。

ダイナミックドライバーはOpera 05/03 どちらも1基の搭載です。

SOUNDPEATS アプリでイコライザーなどカスタマイズ可能

アプリとイヤホンを連動させれば、ワンクリック機能を無効にできたり、イコライザーの設定が可能です。自分で細かく調整も可能ですが、よく分からない方はプリセットの中から『ロック』を選ぶのが良いと思います。

ロックにすると音圧が全体的に上がる印象です。クラシック用のイコライザー設定や、高音域の強調設定もあるので、ご自身合うのを探してみてください。スマホからPCに接続してもワンクリック機能が無効になっていたので、これらの設定は引き継げるっぽいです。

ノイズキャンセリング機能について

電車の中や喫茶店などで音楽を聞きたい場合、役に立つのがノイズキャンセリング機能です。公式の文章を引用すると↓

ANC機能の騒音低減効果は、最大-30dB。
目覚ましのベルの音(60dB)→深夜の郊外(30dB)になるほどのノイキャン力で、日常的にあふれる騒音をかき消し、音楽と自分だけの空間を演出します。(引用元:Makuake)

上の表でも書きましたが、7畳の静かな部屋の中心に常にいるような感覚です。その空間内では、人の喋り声や物音は少し聞こえるのですが、それより外側の音(工事のドドド、換気扇のボー)は全然聴こえません。集中したいときに便利そうでした。

外音取り込みモードについて

ウォーキングする時に便利なのが「外音取り込みモード」です。

旧イヤホンにも外音取り込みモードはありましたが、後ろから近づいて来る車に気づけず危険だったため使用していませんでした。しかし、OperaではPCのファン音がハッキリと聞こえるほどに優秀で、イヤホンを付けていない時の音が100%だとすると、Opera装着時は97%も聞こえる感じがします。

推奨はしませんが、音量を13%くらいにしたら、音楽を聞きながら外を歩くことも余裕です。

FPSゲームや音ゲーでの使用には向かない

敵の足音や銃声が重要なFPSや、音と譜面のタイミングが重要な音ゲーにおいて、映像と音が完全に一致している訳ではないため、ゲーム目的の場合は有線イヤホン・有線ヘッドフォンを選ぶのがいいです。

まとめ:Opera 05とOpera 03はどっちがおすすめ?

以上の内容をまとめると、Operaシリーズは中~高音帯が得意なBAドライバーと、重低音を得意とし迫力のある音を作り出す大口径のダイナミックドライバーを搭載しており、アプリからイコライザーを自由にカスタマイズ可能なので、SOUNDPEATS入門者や音楽マニアにおすすめのイヤホンと言えます。

これまでは6,000円のイヤホンの音質に満足していたのに、Opera 05を体験してしまったことで、もう元に戻ることができなくなってしまいました…

そして、コスパの良いOpera03はBAドライバーが1基なのに対して、Opera05は2基搭載しています。高価になる分 ギターやハイハットの音が上品になり、立体感や煌びやかさが増すため、弦楽器や体鳴楽器(シンバルなど)の高音に拘りたい方はOpera05がおすすめです。

音のプロの評価コメントについては、クラウドファンディングサイトのプロジェクトから確認できるのでプロの意見が知りたい方は見てみてください。

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本記事の内容は以上です。

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