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『VITURE One』を使ってみた正直な感想【忖度無しレビュー】

レビュー
画像出典:VITURE
レビュー
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「シネマ級の感動をどこでも」というキャッチコピーでMAKUAKEにてクラウドファンディングされていたXRグラス『VITURE One

グラスに120インチ相当のモニターが60FPSで映し出されるということで、寝ながらゲームをしたり、外で動画などを見たかった私は「とんでもない革命が起こるかも…」とウキウキで購入。

 開封シーン

宝石でも入ってるのかと勘違いするくらい重厚で洒落た箱、グラスケースも安っぽくなく、なんだか得した気分に。

 ノーズパッドも入っていた

鼻の高さに合わせられるノーズパッドが元から付いているモノとは別で4種類あります。これが地味に重要で、自分に合うパッドを付けないと映像が見づらかったりします。

グラス本体の一般販売予定価格は74,880円と高額なため、それに見合う体験が得られたのか、性能だったのか正直な感想を書いていこうと思います。

良かったところ

先に結論

  • 画質は想像以上に良い
  • スピーカーの音質も全然イイ
  • 遅延が一切ない
  • 60Hzも安定して出る
  • 裸眼でも使用できる

VITURE Oneは有機EL搭載の高画質×高音質を売りにしている商品なのですが、この部分は噓偽りなく最高レベルだと思います。(音響システム:逆位相、スピーカー:空間オーディオ内臓、F0:270Hz±40)

Switchの3Dアクションゲームを遊んだり、PCに繋いで動画を視聴してみましたが、60Hzを安定して出せており遅延もなく満足でした。色が鮮やかで癒されます。

映像の見え方

ゲーム(今回はSwitch)の映像を出力するには↓画像のような感じで繋ぎます。

グラスで見ると↓こんな感じ。

外からはサングラスをかけているようにしか見えませんが、自分視点だと自分だけのシアターが広がっています。見方としてはVRと一緒で、左右に表示されている映像を寄り目?で合わせる感じなので慣れが必要です。お子様が長時間使用すると斜視になる危険性があるので注意。

暗い映像以外だと、透過が甘く 前方が見えないので、歩きながら使用するのは非常に危険です。無線接続を可能にするネックバンド(27,400円)を使えばピクチャーインピクチャーのような感じで、映像を小さくして四隅に移動させることが可能のようです。

 SwitchやPCと接続するにはモバイルドックが必要↓

一般販売予定価格が21,800円と、これまた高額…。しかしながらモバイルバッテリーになったり、グラスを2本接続できて、二人で同じ映像を楽しむことができるメリットもあります。

また、グラスの左右のテンプルにはスピーカーが付いており、ステレオタイプなので、立体感のある音を楽しむことができます。音質も悪くなく、家での使用ならイヤホンは要らないと思います。(スピーカーなので音漏れはします)

メガネユーザーには嬉しいのが、グラスの上部に度数調整ダイヤル(0.00D>-5.00D)があることです。これによりグラスに表示される映像がクッキリと表示されます。※-5.00以上の近視の方はオプションに専用のレンズフレームがあります。

イマイチなところ

映像出力は良かったのですが、残念ポイントがいくつかありました…以下のせいでモヤモヤが少し残っています。

ここがイマイチ

  • 映像サイズが120インチ固定?
  • グラス本体の発熱
  • 代えがきかないマグネットケーブル(ケーブル単体でも販売されてました)

実際に体験してもらわないと伝わりにくいですが、120インチの大画面は疲れます。映画館の座席位置で真ん中や少し前あたりが好きな方には良いのかもしれませんが、後方で観るのが好きな私にとって、映像のサイズ調整ができないのは少し残念。ここは意見が分かれるところでしょう。

そして、この小さいボディーで、超美麗な60Hzの映像と高品質なサウンドを出力するため、グラス本体(コネクタの接続部分)が熱くなります。

映像を出力するにはグラスと専用ケーブルを接続しないといけないのですが、これが見たことないケーブルでした。↓

パチッとマグネットで接続できるのは凄い便利だと思うのですが、もしこのケーブルを失くしたりしたらどうすればいいのか…タイプCだったら文句なしでした。追記:VITURE STOREでケーブルのみの購入もできました。しかし¥8,180と高め。

VITURE Oneのイマイチな部分は以上です。

まとめ

あの夢にまで見た『映画館の大画面でゲームをする』『外で大画面で動画を見る』が現実になってしまう 素晴らしい技術。60FPSも出せて遅延が一切ないのが本当に凄いと思いました。↓TVスティックも使えるみたいですね。

長時間デスクトップPCの前に座りながら、動画を見たりネットサーフィンするのってしんどいので、ベッドで仰向けになりながら視聴できるのが快適すぎますね。映像のサイズを自由に変えられれば個人的には大満足なのですが。

あと、価格が本体+モバイルドック+ネックバンドで10万円するのは高いですよね…。個人的には、3つ合わせて5.5万円くらいなら買いだなぁという感覚です。以上

詳細

サイズ163.0×47.7×53.7(mm)
重さ78g
度数調整範囲0.00D > -5.00D
ディスプレイ有機ELディスプレイ
画面解像度1920×1080ピクセル
コントラスト比50000:1
リフレッシュレート60Hz
PPD(毎角度の画素密度)55
FOV(視野角)43°
輝度1800nits
グラス透過率5%または40%(切替式)
カラージェットブラックorマットインディゴ
付属品専用ケース、ノーズパッド(サイズ別4種)、マグネット式ケーブル

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