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【将棋講座】矢倉囲いを使う時に注意しておきたい筋

上達
上達 将棋 囲い
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こんにちは!

今回は『矢倉を使う時に注意したいこと』についてです。

手番が相手のとき、相手から指される怖い手はなにか分かりますか?

気になる手が一つあるので、今回はそれについて話していきます。

△69角打に注意

気になる手とは、この△69角打のことです。

狙いとしては次に△47角成としたい一手のように見えますが、△78角成といつでも角金交換するという2つの狙いがあります。

△69角打のねらい・△47角成

・△79角成

矢倉を使ってる方なら一度は打たれたことがありますよね?

 

例えば、△47角成を防ぐために▲57金と寄ってみましょう。これで角成の筋はなくなりましたが、陣形が乱れるので少し嫌ですね…

実は、相手の本当の狙いは△47角成ではなく、△75歩打からの攻めです。

 

この手に対して、のんきに▲68金として角を取りに行ってると上部からの相手の攻めが非常に苦しいです。

そう、最初に打った角は実は手数稼ぎの手だったということです。相手が角を取りに行ってる隙に上部から攻めてしまおうという手でした。

そのことをわきまえて局面を進めていきます。

 

△75歩打から▲同歩、△同銀、▲76歩、△26歩と進みました。

この局面を見てどう感じますか、銀が取れるから▲75歩と取りますか?

 

▲75歩と取ってしまうと、△27歩成、▲同金、△同飛車成で▲39玉と逃げても△38金打で詰みとなってしまいます。

そう、あの最初に打った△69角打は後に△87飛車成とするための角打ちでもあったわけです。

 

対策

将棋で大事なことは『相手の期待を裏切る手を指す』ことです。

相手は恐らく△69角打とした時点で「47の地点を守る手を指してほしい」と思っています。

私なら、相手の誘いに乗らないで▲65歩から銀を攻めますね。

 

▲65歩、△同銀、▲46角、△73歩打のような進行です。相手は7筋に歩を打ったので怖い攻めがなくなりました。

次に▲36銀として47の地点を守りつつ、ゆっくり角の捕獲をしに行くという展開に私ならするでしょう。

 

それでも、69角の対処ができない!という方は、矢倉を使うのを一度あきらめて、雁木という戦法にシフトチェンジしてみることをオススメします。

矢倉は角打ちの隙が多いですが、雁木だと自陣を広く守れるため△69角打の筋もなくなってオススメです。

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さいごに

実のところ、私は矢倉をあまり使わないので、有段者からみたら間違ってる所もあるかと思いますが、一応わたしが考える最善の対策をご紹介いたしました。

説明が分かりづらい箇所もあったと思いますが、何かの参考になってくれればこの記事を書いた甲斐があります。

最後まで読んで下さりありがとうございました!

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