こんにちは!
古くから指されている矢倉囲いの組み方について解説します。個人的にこの矢倉囲いには恨みしかありません…!
市のこども将棋大会で決勝まで行ったんですが、今回解説する矢倉囲いに負けてしまったのですよ(笑)
まぁそんな話はどうでもよくて、さっそく駒組の方から解説していこうと思いますが、まずは矢倉について話をさせて下さい。
矢倉の特徴
金銀3枚と角でがっちり守られた囲いです。
特徴・上と斜めからの攻めに強い
・横からの攻めには弱い
上部からの攻めに強い為、相居飛車戦でよく矢倉は用いられます。そして、2筋からの攻めには歩・銀・角で守られているので棒銀対策も万全です!

あっ、私の得意戦法でもある棒銀の記事があるので、興味があればどうぞ。
矢倉の組み方
本題の組み方ですが、図で説明するより動画の方が分かりやすいかと思うので動画を用意いたしました。
初心者の方にはこの手順をすぐに覚えることは難しいと思います。私も毎日駒を動かして覚えてた記憶があります!
矢倉のコツ
この局面をよく見るとまだ玉が矢倉に入城できていませんね。さらに、入城しようとしても角が邪魔で入れない場合、あなたならどうしますか??

角を動かせば入れるでしょ!▲6八角だ!
早まっちゃいけません!
たしかに玉を入るためには良い手かもしれませんが、もっと得を考えるべきです。
正解は▲3五歩
理由ですがここからの展開を見れば分かります。相手はこの手に対して高確率で△同歩としてきますが、そこで▲同角として取り返します。
相手はこの厄介な角を追い払いたいので△34歩やらで追い返してくるでしょう。
そこで▲6八角と引くと、あら不思議、歩を手にした状態で角が6八にいどうしました。これで玉も矢倉へ入れます♪
そう、ただ単に角を上がるのでは勿体ないのでこのように効率よく指していきましょう!効率の良い手を指せば間違いなく優勢になることでしょう。
矢倉で注意しておきたいこと
矢倉囲いを使っていると、常に警戒しておかなければいけないのがこの△69角打です。かなり厄介な手なのでどう対処するべきか分からない方もいるでしょう。

この手がどういう意味なのかについて解説した記事を公開したので、興味があれば見て下さい。ちょっとした対策も載せてあります。
さいごに
現代では将棋AIの登場により、スピードとバランス重視の将棋が多く指され始めました。
その影響により矢倉がプロの対局で中々見る事が出来なくなってきているので、個人的には寂しいですね…
また矢倉がたくさん指されるのを私は願っています。最後まで読んで下さりありがとうございました。
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