アリスソフトの人気シリーズ ランスの6作目にあたる『RanceVI -ゼス崩壊-』(外伝や番外編も含めると9作目です)
今回の舞台は魔法王国ゼス。鬼畜王ランスで登場していたこの国とキャラクターたちが、ついに本編で登場。シリーズの中でもトップクラスと評されるシナリオ、さらにBGM、システム、シーンまですべてが一級品で、遊んでいる間ずっと作品の完成度に驚かされました。
本記事では、ランス6の紹介をしつつ遊んだ感想を書いていきます。

※ポイント還元や割引セールが行われていることがあるので両方確認してみることをおすすめします。
以下、詳しく書いていきます。
『RanceVI -ゼス崩壊-』ってどんなゲーム?
私的『RanceVI -ゼス崩壊-』のおすすめポイントを、以下に挙げます。
- 完成度の高いストーリー
- 個性豊かなキャラクターたち
- 織音による完成度の高いCGの数々
- 3DダンジョンRPGとして面白い
- 女の子モンスター収集というユニークな楽しみ
それぞれの魅力を詳しく解説していきます。
完成度の高いストーリー
『ランス6』は、シリーズの中でもストーリーの完成度が極めて高い作品でした。
あらすじ
ランス5Dでの冒険を終えた後、相変わらず怠惰な日々を送り、路銀が尽きてしまったランスは、適当に仕事を引き受けます。依頼をこなしてゼス国の依頼主の元を訪れますが、無礼な態度を取られたことで逆上し、暴れるランス。結果としてスリープの魔法で眠らされ、目覚めると奴○収容所のような場所にいました。
ゼス国は、魔法使いが1級市民として優遇される一方で、魔法を使えない者が2級市民として扱われる国で、2級市民が奴○扱いされることも珍しくありません。
そんな中、ランスはロッキーとパットンという仲間を得て、レジスタンス組織アイスフレームのアベルトの手引で収容所から脱出。その後、そのままアイスフレームに加入することになります。しかし、レジスタンスのリーダーであるウルザは心に深い傷を抱えており……。
以上があらすじです。
物語の序盤は、ランスがレジスタンス内で部隊を組織し、実質的な実権を握りながら自由奔放に暴れ回る展開が描かれます。極悪非道な敵をなぎ倒し、男には容赦なく制裁を加え、女には「お仕置き」をしていくランスの姿は痛快そのもの。Hシーンは凌○中心ではありますが、シリーズおなじみの「我が栄光」のBGMやランスの軽妙なキャラクターのおかげで、過度に暗い雰囲気にならないのが魅力です。
物語は次第に緊迫感を増し、ゼス国そのものが存亡の危機に直面。魔人たちとの戦いへと発展する中で、これまで敵対していた魔法使いたちも仲間に加わり、総力戦の熱い展開が繰り広げられます。
見どころ
特に印象的なのは、ウルザの葛藤と成長が描かれる前半から中盤、そして終盤にかけての激動の展開です。ウルザの心理描写は丁寧で、彼女が立ち直る姿には胸が熱くなります。また、物語全体のテンポも良く、無駄な展開が一切ないため、間延びすることなくスリリングなストーリーを堪能できます。
シリーズを通して味わえるシナリオの爽快感が本作では一段と際立っており、シリーズの中でも屈指の出来栄えといえるでしょう。何度でも繰り返し楽しみたくなる、まさに名作と呼ぶにふさわしい作品です。
個性豊かなキャラクターたち
ランスシリーズといえば、魅力的なキャラクターの宝庫として知られています。本作もその例に漏れず、多彩なキャラクターたちがプレイヤーを引き込んでくれます。
新キャラクターたちの活躍
本作から新たに登場したキャラクターの中でも特に印象的なのが、ランスを「兄貴」と慕うロッキーや、後のシリーズに大きな影響を与えるダークランスといった男キャラです。
ロッキーは物語の序盤で仲間となり、ランスを尊敬しつつ懸命に努力する姿がとても愛らしいキャラです。特に、才能限界(レベルアップの上限)に嘆きながら、スターレベル様によりどんどんレベル上限を引き上げていく流れは、笑いもあり感動もあります。
女性キャラの魅力も健在
ランス10発売後のキャラクター人気投票では8位に輝いた『ウルザ・プラナアイス(パッケージの黄髪)』は、儚さと凛々しさを兼ね備えたキャラで、前半の繊細なヒロインから後半の頼れるレジスタンスリーダーと、一粒で何度も美味しいキャラクターです。彼女の魅力は、ストーリーの熱さにも繋がっており、本作の評価点の大部分を占めていると言っても過言ではないほど。
ランスとの関係も、最初はランスの言いなりのようになっていましたが、立ち直ってからは肩を並べて戦うという関係になっており、逆にランスのことをうまく操るような部分もあり見ていて飽きません。
過去キャラの再登場もファン必見
さらに、過去シリーズの人気キャラたちも多く登場します。魔想志津香やかなみといった皆勤賞級のキャラはもちろん、久々に登場した魔剣カオスとランスのやり取りも健在で、懐かしさと笑いが詰まっています。
最注目のキャラ:パットン
本作の男性キャラで特に語りたいのは、パットンの存在です。ランス3では問題児のような登場でしたが、本作では改心し、ランスと肩を並べて戦う姿が感動的です。彼の成長を描いたストーリーは、シリーズ経験者にとって胸熱の展開となっています。
キャラ同士の掛け合いは終始テンポが良く、RPGでありながらアドベンチャーのような会話シーンも存分に楽しめる点が、本作の大きな魅力だと感じました。
現代でも見劣りしないHなイラストの数々
『ランス6』のイラスト原画を手掛けたのは、シリーズでお馴染みの織音氏です。織音氏はランス5D以前の作品ではサブ原画やデザインなどを担当していましたが、ランス5D以降は主にシリーズのメイン原画として活躍しています。今では「ランスシリーズといえば織音氏」と言えるほどの存在ですが、当時からそのイラストクオリティの高さは圧巻で、本作のCGもまた完成度が極めて高いものとなっています。
2004年発売と、20年近く前の作品でありながら、キャッチーで美麗な絵柄が印象的で、現代の作品と比べても見劣りしないクオリティです↓

立ち絵も非常に充実しており、表情やポーズのバリエーションが豊富。さらに、ボス級の敵キャラや汎用キャラにも立ち絵が用意されており、細部まで描き込まれています。
また、Hシーンの作り込みも見逃せません。シチュエーションは凌○メインですが、バリエーションが豊富です。レジスタンス組織という設定を活かし、調教で口を割らせる場面があったり、いつものようにランスが好き放題に振る舞う展開があったりと、非常に多彩で飽きません。
登場キャラも多く、シリーズでお馴染みのキャラクターから新規キャラクターにまで複数のシーンが用意されているため、見応えは十分です。シーン数はなんと200以上にものぼり、キャラクターごとのシーン数も偏りがない点も素晴らしいと感じました。
高クオリティのCGを使ったHシーンがこれだけ豊富に揃っているため、純粋にエロゲとしても最後まで飽きずに楽しめる作品でした。
3DダンジョンRPGとして面白い
ランス6はシリーズ初の3D作品ながら、システムが完成されている点が特筆すべきポイントです。
まず、ダンジョンには最大16人の仲間を連れて行けるのが特徴的。戦闘に参加するのは6人までですが、非参加のメンバーにも経験値が均等に配分されるため、育成が非常にスムーズです。この仕様により、好きなキャラクターをしっかり育てられるのが嬉しいところ。

さらに、オートマッピング機能が搭載されており、探索のストレスを感じさせない親切設計になっています。マップは自動的に記録されるため、一度探索した場所を忘れる心配もありません。また、ダンジョンの踏破率に応じてアイテムが手に入るといったやり込み要素も用意されており、探索する楽しみが倍増します。
宝箱やイベントポイントの配置も豊富で、探索のモチベーションをしっかりと支えています。中にはストーリーとは直接関係のない強敵が潜んでいることもあり、これがまた**「世界樹の迷宮」シリーズのFOEを彷彿とさせる**ような緊張感を与えてくれます。この強敵との遭遇が、探索や戦闘のスリルをさらに高めてくれるのです。
戦闘はアリスソフトらしいシンプルなコマンド式。スキル選択をメインに進行しますが、範囲攻撃やバフ・デバフの戦略性があり、意外と奥深さを感じさせる仕上がりです。低レベルでも強敵を撃破できたり、高レベルでも戦略次第で敗北したりと、プレイヤーの考え方次第で結果が大きく変わる点も魅力的でした。
総じて、ランス6はダンジョン探索RPGとしての完成度が非常に高く、シリーズファンはもちろん、ジャンルファンにも強くおすすめできる一作と言えます。
女の子モンスターの収集要素
物語がある程度進むと、女の子モンスターの収集要素が解放されます。ランス専用の捕獲コマンドが追加され、弱らせた女の子モンスターを捕獲することで収集が可能となります。(捕獲後のモンスターたちは調教師のもとで調教されます)
一般的なゲームの収集要素とは異なり、ご褒美として女の子モンスターのCGが見られるのが最大の魅力です。調教ものという設定ながらも、全体の雰囲気は明るく描かれているため、調教ものが苦手な方でも気軽に楽しめる仕上がりになっています。
また、女の子モンスターのCG原画を担当しているのはMIN-NARAKEN氏とちょも山氏。本編とは異なる絵柄が新鮮で、MIN-NARAKEN氏は「ママトト」や「悪事シリーズ」などの原画で知られる実力派。一方、ちょも山氏は「妻みぐい」シリーズをはじめ、アリスソフトの抜きゲーで多くの実績を持っています。どちらの絵柄も作品に個性を与えつつ、高い完成度でファンを楽しませてくれます。
この作品は実質的に複数の原画家が関わる構成ですが、メインパートは織音氏が手掛けており、お楽しみ要素としてMIN-NARAKEN氏とちょも山氏が描いた部分が絶妙に分けられています。そのため、絵柄の違いによる違和感はほとんど感じられません。
特に、MIN-NARAKEN氏やちょも山氏のファンにとってはたまらない内容になっており、それぞれの魅力を存分に味わえるのもこのゲームの大きなポイントだと言えます。
まとめ
『RanceVI-ゼス崩壊-』は、まさにクオリティの高いエロRPGの集大成と言える作品でした。Hシーンに流れる楽曲が気になって集中できないというのはシリーズ特有の癖とも言える部分ですが、本作ではそれをCGの圧倒的なクオリティが補い、むしろ魅力を際立たせています。この進化により、シリーズの中でも特に実用性が高い一作に仕上がっていると感じました。
さらに、ストーリーの完成度も申し分なく、読み応え抜群です。プレイ中は次々と展開する物語に引き込まれ、エンディングを迎えたときにはなんとも言えない多幸感に包まれる作品でした。以上
