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『千恋*万花』の本編を遊んだ感想【ネタバレ控えめレビュー】

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本記事では、私が友人からおすすめされ、ゆずソフトに魅了されたきっかけである「千恋*万花せんれんばんか」の感想を書いていきます。(共通&個別ルート)

ストーリーの核心を突くネタバレは避けているため、千恋万花をこれから遊んでみたい人に参考にしていただければと思います!

本編のあらすじ

 舞台は車も通らないような山の中にある温泉地「穂織ほおり

↑背景イラストなのですが、緑が多くて癒されますね。こういう雰囲気 大好きです。

主人公の有地将臣ありち まさおみは、夏休みに穂織で旅館を営む祖父の手伝いをするために穂織へとやってきます。古い友人との再会も懐かしみつつ、ひょんなことから穂織で有名な「岩に刺さった抜けない刀を抜く」というイベントに参加することになります。

さっそく有地もチャレンジしてみると、驚くことに刀を抜くどころか折ってしまったのです!

この出来事をきっかけに、刀に関係する者しか存在を認知できない神刀の管理者「ムラサメ」や、穂織で姫巫女である「朝武芳乃」、巫女を守るくのいち「常陸茉子」、なぜかムラサメを認知できる海外からの留学生「レナ・リヒテナウアー」など、さまざまな人物と出会いながらも、穂織に残り続ける「死の呪い」に立ち向かっていくこととなるのでした。

共通ルートの感想

共通ルートでは登場するヒロインたちとの交流やストーリーに関わる人物の紹介、そしてストーリーの本筋として重要な「穂織の呪い」に関する伏線立てが主軸となっています。

無駄な描写などもなくテンポ良く進行するので、話の途中で退屈さを感じてしまったり、飽きてストーリーを飛ばし気味になってしまうこともなく、常に続きが気になる状態で楽しめる展開となっています。

共通ルートだけでも登場するヒロインたちの魅力が伝わる内容となっているので、共通ルートを通じて推しヒロインを決めるのもおすすめです。個別ルートでの展開をワクワクさせてくれる素晴らしい共通ルートでした。

個別ルートそれぞれの感想

共通ルート終了後の各ヒロインの個別ルートについて、遊んだ感想を述べていこうと思います。前述したようにストーリーの完成度は非常に高く、各ヒロインに異なったストーリーの魅力がありますので、それらも紹介していきます。

朝武芳乃

芳乃ルートでは芳乃とさらに絆を深めていく様子が描かれており、まさに本作品を象徴するヒロインとして恥ずかしくない重厚な物語が描かれています。

有地が刀を折ってしまったことで婚約者になった当初は有地を認めておらず、どこか冷たく接する彼女ですが、祟り神との戦いを通して徐々に絆を深めていきます。

幸せなイチャイチャが楽しめつつ、最終的にはきれいに終わるストーリーとなっているので、どのヒロインを攻略するか迷ってしまう人はまず芳乃ルートを攻略することをおすすめします。

そしてHシーンでは、意外とHなことに積極的な彼女を見ることができ、フ〇ラシーンでは遥そらさんの演技も相まってとてもエ口いです。特にアフターストーリーのエ口シーンは、タイツ好きなら必見の工ロシーンです。

常陸茉子

芳乃を守るくのいちとして朝早くから朝武家に行き、食事の用意や掃除といった家事もこなせる彼女ですが、個別ルートに入ることで少女漫画に憧れる女の子らしい一面や、意外なポンコツっぷりも見ることができます。

また、代々朝武家を守護する役目の者として、自身をいわゆる「モブキャラ」と思っている部分があり、ストーリーを進めていくことで「主人公」になっていく彼女を楽しむことができるのも茉子ルートの魅力となっています。

声優は小鳥居夕花さんが担当しており、耳に入りやすい高すぎず低すぎずという絶妙なバランスの声が特徴的です。中でも茉子の口癖である「あはぁ」はとてもかわいいので、茉子ルートを遊ぶ際はぜひ聞いてみてください。

そしてエ口シーンもシチュエーションが多彩で、自宅での甘々セックスやくのいちの服を着てそのままエッチしたりと、他のヒロインとは一味違ったエ口シーンを楽しむことができます。

さらに彼女の唯一無二の要素として「オ〇ニー」をする様子も描かれており、有地を思いながらオ〇ニーする姿もエ口くて可愛らしいので、こちらもぜひ見てみてください!

ムラサメ

有地が折ってしまった神刀「叢雨丸」の管理人で、幽霊のようですが本人曰く「幽霊ではない」存在です。折れてしまった叢雨丸を自身の力で修復後は、有地を「ご主人」と呼び、行動をともにすることになります。

彼女の個別ルートでは、有地が叢雨丸を折ったことで開催できなくなったイベントを再び開催するために奔走したり、ムラサメが恋に芽生えていく様子が描かれています。

非常に長い時間を生きている彼女ですが、その過程で有地という「姿が見え、会話もでき、体にも触れられる存在」に出会ったことで、次第に有地へ惹かれていきます。

声優の佐藤みかんさんによる「ロリっ子だけど長い時間を生きた貫禄も感じられる声」はとても見事で、ムラサメというヒロインをうまく表現していると感じました。

エ口シーンもかなりエ口く、特にアフターストーリーで見れる教室でのフ〇ラは、シチュエーションもあってとてもエ口かったです。

本作品のストーリーでカギを握るヒロインのルートということで、見応えありのストーリーで楽しめました。

レナ・リヒテナウアー

ヒロインの中では唯一の海外からの人物ということで、ストーリーにあまり関連がなさそうにも考えてしまうかもしれませんが、むしろ逆で全ヒロインの中でムラサメと並ぶストーリーの重要人物でもあります。

他のキャラでは回収しきれていなかった伏線なども、彼女のストーリーでどんどん回収されていくので、最後に攻略するのにふさわしいヒロインでもあります。

レナの活発で元気な性格を沢澤砂羽さんが見事に演じきっており、レナというヒロインの魅力を最大限にまで発揮していました。Hシーンでは全ヒロイン中唯一の「授乳プレイ」を楽しむこともでき、彼女に母性を感じること間違いなしです。

鞍馬小春

小春ルートと下記の芦花ルートでは、本筋の「穂織の呪い」に関連する話は共通ルートで完結することとなり、彼女たちが働いている甘味処での話が主軸となります。

小春は主人公の従妹であり幼なじみ、そしてヒロインの中で唯一の「妹キャラ」となっています。妹キャラとはいえ、非常に頼りがいのある女の子として描かれており、有地もひょんなことから甘味処でアルバイトをすることとなった際にはさまざまな面で彼女に助けられることになります。

小春と芦花ともに有地に惹かれ、最終的には選択肢でどちらを選ぶか決めることとなり、彼女を選んだ後は健気に有地に寄り添う恋人として描かれています。

真宮ゆずさんの演技は見事で「妹キャラだけど心のある強い女の子」というのがしっかり感じられ、小春というヒロインにマッチしている印象でした。エ口シーンではHなことについて疎いことから、有地と二人三脚でHに取り組む姿が描かれていて、とても愛らしいと感じました。

唯一の妹キャラルートで、少し変わった特徴のあるヒロインが多い今作では「癒やし枠」と感じられるルートでした。

馬庭芦花

本作品での「お姉さんキャラ」を担当しているのが彼女であり、小春と同じく幼なじみで年上のお姉さんという関係性です。メインヒロインはムラサメを除いて穂織にある学院に通学していますが、彼女はすでに卒業済みで実家の甘味処の店長役として働いています。

基本的に頼りになる彼女ですが、実際には恋愛が全く経験できなかったことを公開しており、知識も基本的には漫画などの知識しか持ち合わせてない乙女な女性でもあります。

彼女のルートでは乙女な一面が非常に多く見られ、甘味処の相談で有地に部屋に呼ばれた際には「セ〇クスの誘い」と勘違いしてしまうなど、ポンコツな面も見られます。

声優は西山冴希が演じており「頼りになる姉」と「ポンコツだけど愛おしい姉」がとてもうまく演じれていると感じました。

Hシーンでは有地をリードしようと頑張るも、最終的には有地にリードされる姿がとてもかわいらしく、お〇ぱいをいじられたときに出す声がとてもHなので、そこに注目するとより彼女のHシーンを楽しめるかと思います。

小春の妹キャラと対をなすお姉さんキャラとして、とても出来の良いルートでした。

ヒロインのおすすめ攻略順は?

結論としては、茉子→小春・芦花→芳乃→ムラサメ→レナという順がおすすめです。

理由として、茉子を始めとしたレナ以外のメインヒロイン3人のストーリーでは「伏線としてあるが回収されない伏線」や「補足されない設定」などが多く登場します。

レナルートをプレイすることで、これらの伏線や設定の謎などは埋まるものの、最初にレナルートを遊んでしまうと、これらの別ルートにおける伏線回収の感動が味わえないために上記のような順としました。

サブヒロインである小春と芦花は他のメインヒロインの話とは全く軸のずれたストーリーとなるので、上記の順では茉子の次としましたが、レナが最後であれば順番としてはいつのタイミングでも問題は無いかと思います。

最終的な攻略順は遊ぶユーザー次第ではありますが、私のおすすめとして上記の順を挙げさせていただきます。

どんな人におすすめの作品?

千恋万花がどんな人におすすめの作品なのかを考察してみます。まず千恋万花の良い部分と悪い部分を挙げると以下のようになります。

良い部分
  • 和風な世界観に呪いや伝承などの要素をうまく融合した、唯一無二の作風
  • 巫女や忍者を始めとした、千恋万花の独特な世界観にぴったりな属性を持ったヒロインたち
  • 抜きゲーにも匹敵するエ口シーンの完成度
  • エ口ゲー業界でも評判の遊びやすいデザインのUI など
悪い部分
  • 一部ストーリーの描写不足(伏線関連など)
  • 純愛”以外”を求めるユーザーには不向き

良い部分でも述べた「唯一無二の作風」や「巫女や忍者などの属性を持ったヒロイン」に対しての評価は非常に高く、今までは学園をモチーフにしつつ、そこにファンタジー要素を少し追加したような作風の作品が多かったために、本作の和を取り入れた独自の世界観はファンに衝撃を与えるとともに、発売後もファンから非常に好意的な評価を得ていました。

ストーリーに関しては、完成度自体は高いものの、前述したようにレナルートをクリアすることで始めて回収される伏線などの件もあり、人によっては評価が割れやすい部分となっているので、Key作品に匹敵するレベルの完成度を期待する人は注意してください。

そして、完全な純愛系作品なので、ヒロインとのイチャイチャが肌に合わないという人も本作品はおすすめできません。これらの内容を踏まえて、おすすめできる人は以下のとおりです。

こんな人におすすめ

  1. 和風な衣装に身を包んだヒロインが好きな人
  2. 考察のしがいがある、伏線や驚きの展開が多い濃厚なストーリーが楽しみたい人
  3. おかずとしての実用性の高いエ口シーンを楽しみたい人
  4. はじめて遊ぶエ口ゲーでおすすめの作品を遊びたい人

ゆずソフトのファンの中には、本作を前作サノバウィッチと並んでゆずソフトの最高傑作と評価する声もあるほど評価が高いです。

 千恋*万花

パッケージ版
Amazon
ダウンロード版
DMM

まとめ

今回は千恋万花の共通ルートや個別ルートについての感想を述べさせていただきました。

私のおすすめヒロインは常陸茉子で、実際に遊んだユーザーからの人気も彼女が最も高かったです。その証拠として、フィギュア化を決める人気投票でダントツの1位になったり、SNSでは彼女に関する話題がトレンドにも乗るほどの人気でした。

ユーザーからの高い評価も納得の出来で、多少ストーリー面での粗い部分があるものの、それを補って余りある程の魅力が詰まった美少女ゲームとなっています。

ゲームタイトル千恋*万花
ゲームブランドゆずソフト
発売日2016/07/29
ゲームジャンル温泉街が舞台のジャパネスクADV
価格(パケ版)¥7,565(税込)
価格(DL版)¥6,995(税込)
シナリオ天宮りつ/籐太/瀬尾順
キャラデザ/原画むりりん/こぶいち/煎路
SDこもわた遙華

もし本記事を見て千恋万花に興味を持ったり、遊んでみたいと感じた人は、現在全年齢版のSwitch版もリリースされているので、ぜひ遊んでみてはいかがでしょうか?

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