✓当ブログのコンテンツには広告を含むことがあります

【株初心者による感想】会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方

株式投資
この記事は約3分で読めます。

投資を2023年に始めて、決算書を読むようになったのですが、財務3表と言われる『貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書』が全く読めず、目をつけている企業に投資しても大丈夫なのか判断できずにいました。

Amazonで決算書に関する書籍を探していたら『会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方』を見つけ、レビューも良かったので読んでみました。

 本の構成

本書は「なぜ決算書が公開されてるの?読む目的は?」と言った初歩的な内容から始まり、各チャプターで財務三表を一つずつクイズを出しながら理解していく作りです。

貸借対照表(B/S)のチャプターで説明すると、初めに『貸借対照表』について分かり易く説明がされます。

次に、実際の同業他社(ニトリ、ユニクロ、無印良品)の貸借対照表の図を見ながら、「この中からニトリの貸借対照表はどれでしょう?」という問題が出されます。

ページの下に各企業の簡単な説明があるので、一度 自分なりに3社の貸借対照表を分析して、答えを出してみるといいでしょう。次のページから、本書に登場するキャラクター達による議論が始まり、正解が分かってくるという構成です。

登場人物たちが答えにたどり着くまでの議論が『こういう視点で考えることもできるかぁ』と非常に勉強になりますし、自分が出した答えが当たっていても、見えていなかった根拠が分かったりして楽しかったです。一人で学んでる感じがしないのも読みやすくする工夫なのだと感じました。

これが何問か出されるので(企業分析的な意味で)非常に勉強になりました。

 感想

「売上総利益」「営業利益」「経常利益」「税引前当期純利益」「当期純利益」の違いや、『固定資産』『流動資産』といった用語の意味は図解で分かりやすかったのですが、実際の決算書(本体)ではなく、決算書の数値から著者が作成した図を使って解説が多くされていた(↓こんな図)ので、

決算書 本体の全体を見ながら 解説してくれるのを期待していた自分としてはいまいちでした。

クイズパートも知らない企業の収益構造が分かったり、脳トレとしては楽しいのですが、「実際の決算書みれば良くない?」と考えてしまう自分がいましたね。

総括すると、『決算書の用語が分かりやすく解説されていて、クイズを通して自分が詳しくない業種(車や銀行など)の販売戦略が分かる本』でした。(レビューを見ていると簿記の勉強をしている人に好評のようです)

自分の理解力がなさすぎるのも問題だと思いますが、物足りなさすぎて、現在 決算書に関する書籍をもう一冊読んでいます。↓こっちの方が、実際に我々が目を通すであろう決算書を想定とした内容で、最初にチェックするところなども書いてありイイ感じでした。

本書の内容は以上です。

コメント