ドワンゴが開発した『Seiren Voice』
自分の喋り方(抑揚やアクセント、間の取り方)で、声色だけを「結月ゆかり」「ずんだもん」「琴葉姉妹」などに変換できる画期的なソフトです。
現在、このセイレンボイスを調べるとV1とV2が出てきますが、違いは何があるのでしょうか、どちらにもメリット・デメリットはあるので解説していきます。
Seiren Voice V1とV2の違い
V2の方が新しそうだから、V2にしよう!と安易に決めるのはおすすめしません。どちらにも特徴があるので、ご自身のPCに合った方を選びましょう。
GPU(グラボ) | 変換時間 | 音質 | |
Seiren Voice V1 | 必要 | 数秒~数十秒 | 良い |
Seiren Voice V2 | 不要 | V1の1/5以下 | 良いが、V1よりはノイズが乗りやすい(サラサラ聴こえる) |
従来のSeiren Voiceでは高度な画像処理をするときに使われるGPUが必要だったのですが、V2ではGPUが不要になり、さらに高速で音声変換できるようになりました。つまり、V2はローエンドのPCでの利用が可能です。
公式ではどちらも同じ音声に変換されるとのことですが、V2の方が手軽に変換できる分、サラサラ?ザラザラ?感が少しだけ気になりました。(元音声の録音環境にもよります)ちょっとでも音質をよくしたいのであれば、V1が含まれているコンプリートパックがいいと思います。
音声変換 以外の機能について
- 読みの修正や無声化(カタカナに直したところを無声化できる)
- 音声認識
- 抑揚、高さ、速さの変更
- 歌モード(歌のキーを維持したまま変換)
メリットとも言えるがデメリットにもなる唯一の欠点?
Seiren Voiceの利用者が方言に慣れていて標準語のイントネーションが苦手だと、訛りが隠しきれず結月ゆかりに成りきれないということがあります。
他にも関西弁が喋れない方だと琴葉姉妹を買っても、どっちも葵ちゃんに聞こえてしまう…という弱点も。
これはこれで超かわいいので、私はメリットでもあると思うのですが、気になる方は文字を打ち込んで音声を生成するA.I.VOICEも検討してみてください。
Seiren Voiceシリーズ 一覧
現在、Seiren VoiceはV1単体では販売されておらず、V1+V2のコンプリートパックかV2単体から選ぶ必要があります。
結月ゆかり | 琴葉 茜・葵 |
紲星あかり | ずんだもん |
東北イタコ | 東北きりたん |
東北ずんこ | 伊織弓鶴 |
咲ちゃん |
これからも種類は増えていくと思われます。本記事の内容は以上です。
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