第76期 順位戦 A級 プレーオフの5回戦が3月21日(水)に行われた。
国民栄誉賞を取った羽生善治竜王と前回名人戦の挑戦者となった稲葉陽八段の対局だ、これに勝った方が名人戦の挑戦者となる大一番だった。
稲葉八段の先手で対局が始まり、戦型は最近主流の飛車先の歩の交換を保留する相掛りとなった。
序盤は稲葉八段が馬を先につくりペースを掴んだと思われたが、羽生竜王の華麗な捌きから徐々に羽生竜王が優勢になっていく
最後は羽生竜王が飛車などを切って敵陣をバラシ桂香で攻めきって稲葉八段が投了した。
これで羽生竜王が名人戦への挑戦権を得た訳だが、相手は羽生竜王を破って名人になった佐藤名人だ佐藤名人の得意戦法は横歩取りだ、羽生竜王がそれに受けて立つか、はたまた横歩取りは避け違う作戦に持ち込むのか見所だ。
羽生ファンの私としては羽生竜王に通算10期目の名人を取っていただき、通算タイトル獲得数100という前人未到の記録をたたき出し、また将棋ブームを巻き起こしてほしい!
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