こんにちは!
詰将棋とは将棋の勉強法のひとつであり、将棋を始めたばかりの初心者さんからプロの棋士までが共通してやっています。
あの史上最年少棋士である藤井聡太さんでも、重点的にやっていたのが詰将棋と言われているのだから、詰将棋にはメリットが沢山あるのではないか?!
今回はそんな詰将棋のメリットについて話していきます。
初心者のメリット
先に初心者さんとこれから将棋を始めようか考えている方向けのメリットについて話していきます。メリットは全部で3つです。
駒の動きを覚えられる
桂馬や金銀の動きは初心者さんにとって覚えるのは大変ですよね。詰将棋では駒を動かしながら問題を解いていくため、自ずと駒の動きを覚えれます。
駒の役割が覚えられる
詰将棋では正解は必ず一通りしかない為、持ち駒をどのように使って攻略していくかを考えなくてはいけません。
「金はとどめに残せ」という将棋の世界で有名な格言があります。はじめは意味が分からないとおもいますが、詰将棋をやることで「金にはこういう役割があるのか」と分かる日が来ますよ。
詰み形が覚えられる
私が初心者さんに将棋を教えるとき「わたしの玉を詰ませて下さい」と言っても、ほとんどの方が詰ませることができません。
それは詰みの形(勝ちの形)が分からないから
その詰み形を覚えるのに適したのが詰将棋というワケです。なぜなら詰将棋の問題の解答が分からなくとも、正解を見ることで嫌でも詰み形を見ることになるからです。
初心者以外のメリット
続いて初級・中級者向けのメリットを見ていきましょう。メリットは2つ
読みが正確になる
答えを見ずに詰将棋が解けるようになってくると、確実に詰むように何度も何度も頭の中でシミュレートするので、読みの正確性が向上します。
この読みの正確さは序盤中盤でも大事な要素になってきます。
また先の展開が良く見えるようになり、悪手を指してしまう回数が格段に減るのでしっかり養いましょう。
読みの効率が上がる
別の言い方をするなら「大局観が養われる」「本筋が見えるようになる」と言えます。
級位者にとって、様々な変化がある中盤以降はどの手を指すのが良いのか分からなくなることはよくあります。
全く争点になってない無駄な所まで考え込んでしまうのは正直言って疲れますよね。
しかし詰将棋をやることで「この手順は上手くいくパターンだ」「この手は指しても意味がない」など分かってくるので、現局面で大事なところのみを考えれるようになります。
持ち時間の短い将棋の場合、全ての手を考えてる時間などありません。しかし将棋の本筋が見えるようになれば、本筋だけを考えればいいので持ち時間が短くてもしっかり戦えます。
余談にはなりますが、将棋の強い人はだいたいこんな感じだろで指してもある程度戦うことができます。
大局観が養われると、直感で指した手でも好手(いい手)になる確率が高いのです。
詰将棋アプリ紹介
詰将棋は今やスマホのアプリでも遊べてしまうので、自分の実力にあった詰将棋アプリをインストールして勉強してみましょう。

こちらに初心者さん~上級者さんまでが遊べるオススメの詰将棋アプリを紹介した記事があるので気になった方はどうぞご覧ください。
詰将棋本
詰将棋本の中でも特におすすめなのが、この〇手詰ハンドブックシリーズです。1手詰からあるシリーズなので自分の棋力にあったものを選びましょう。
三手詰めでも後半になると難しい問題も多くなるので舐めてかからない方がいいですよ(笑)
最後まで閲覧ありがとうございました。
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