こんにちは!
前回投稿したもこう先生の棋譜添削第2弾の二日後にこちらの記事を書いています。ツイッターから沢山の方に見ていただけたのが凄くうれしいです!ありがとうございます(⌒,_ゝ⌒)
前回の記事はこちらです、よかったらどうぞ
そして
今回わたしが添削していく対局は、もこう先生が得意とされてる中飛車戦法を採用した対局で、あいての居飛車に対してどのようにもこう先生が攻略していくかが見どころです。
対局は先手が天津飯、後手がもこう先生での平手です。(平手=ハンデなし)
先に見せますが、こちら今回の対局での評価値です。後手のもこう先生は始まりから終わりまでずっと劣勢でした泣
これを踏まえたうえで添削をしていきます。それではどうぞ
添削
添削箇所は全部で5か所です。局面の画像が出てきますが、上がもこう先生で下が天津飯だと考えてください。
添削その1
【図は初手から11手目▲24歩まで】
もこう先生の中飛車に対し、天津飯が居飛車で攻める形になりました。
先手が▲24歩と突いたのに対してもこう先生がどう対処するかですが、
もこう先生が指したのは△22銀
もこたん的には受けた手のようですが、全く受けになってません。この後の進行で分かりますが、▲23歩成りで2筋を突破されてしまいました。
△22銀とせず、↑のように▲24歩に対しては△同歩▲同飛車△22銀と指したほうがまだ互角に戦えたでしょう。
添削その2
【図は21手目▲77歩まで】
もこう先生の△76飛車を見て天津飯が▲77歩打ちと指しましたが、手駒を守りに使ってしまうのは、少々もったいないですね。
ここで私が推奨する手は▲77銀でした、これで88にいた銀を活用できるようになります。
また、88にスペースが生まれたことにより、将来的に王様が88まで逃げれるようにした味のいい手と言えるでしょう。
添削その3
局面は進んで、もこう先生の▲56歩打ちに対して、天津飯がもこうから奪った銀を52に導入しました。
手駒を守りに使ってしまうのは、攻めが弱くなるのでこの手も少し指しにくいと思われます。
ここでは単に▲同歩がいちばん良かったでしょう。同歩と取ったとして、次にもこう先生からの恐い手は特にありませんので…
持ち駒はなるべく攻めに使いたいので、自分が優勢の時はビビらずに持ち駒を温存して軽く受けましょう。
添削その4
【図は34手目△52玉まで】
ここでもこうが王様を一つ前え上がったが、個人的には52より62に逃げてほしかった。
敵は右から攻めてきてるため、戦場からはなるべく遠くに逃げたいところ
62からどんどん遠くに逃げて図のように、王様を囲えばしばらくの間は安泰なのです。ちなみにこの囲いは美濃囲いです
添削その5
【図は48手目△37歩成りまで】
ここまで劣勢と思われていたもこう先生が盛り返してきました。しかし△37歩成りの悪手を指してしまい大劣勢となります。ここでは歩を成らずに持ち駒の金を使った攻めをするのが良かったです。
歩を拠点に△37金と打ってば形成は互角だったでしょう。
△37金から理想の進行ではあるが▲同銀△同歩成り▲26飛車と進んでみるとどうだろう、意外といい勝負である。
正直もこう先生にとってはここが挽回できるラストチャンスだったので、ミスはしないでほしかった。
【図は65手目▲32飛車まで】
ここまで色々と頑張ったもこう先生でしたが、この▲32飛車から詰まされました。
結果は負けましたが、もこう流中飛車が見られたので個人的には満足です♪
もこう先生の課題点
もこう先生はガンガン駒を導入して攻めていく棋風なので、守りが非常に薄くなりがちです。攻めるのはいいのですが自分の王様の安全が第一優先なので、王様を守るために囲いを覚えましょう。
もこう先生の中飛車にピッタリな囲いは片美濃囲いですかね、攻撃と守りのバランスがとてもいいので、是非採用して頂きたいです。
囲いを覚えることでプロの将棋っぽくなり、より一層将棋が好きになるでしょう。
新しく公開したので、よかったらどうぞ↑↑
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